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Profile
育毛マニア ウェブマスター |
自己紹介
名前 |
医師 宇野成明 |
生年月日 |
1968.2.28 |
住まい |
大分県大分市萩原1-17-4 |
職業 |
内科、循環器専門医 |
主な勤務場所 |
大分県大分市萩原1-17-4 宇野内科医院 http://unonaika.net |
影響を受けた論文 |
育毛について調べ始めた時、やはり海外では素晴らしい発表がなされていることがわかった。というのも日本ではそのほとんどが認可などされておらず欧米に比べればかなり遅れている状況と言えよう。
以下影響を受けた論文を示す
@Nudging Hair Shedding by Antidandruff Shampoos.
A Comparison of 1% Ketoconazole , 1% Piroctone Olamine and 1% Zinc pyrithione
Formulation
Pierard-Franchimont C, et al. International Journal of Cosmetic Sciense
2002; 24: 249-256
フケを取る作用があると知られるケトコナゾール、ピロクトンオラミン、ジンクピリチオンシャンプーの比較のstudyである。ピロクトンオラミンは国内ではプレリアップをはじめとし、多くの製品で用いられている。またジンクピリチオンで有名なのはメリットシャンプー。一方ケトコナゾールシャンプーは国内には存在しない。論文では脱毛はコントロールに比較してケトコナゾールで-17.3%、ピロクトンオラミン-16.6%、ジンクピリチオンで-10.2%であった、また有意差はないが前二者はいぞれも毛幹径の増大と皮脂排出の減少を認めた。
AComparative Efficacy of Various Treatment Regimens for Andorogenetic
Alopecia in men
Khandpur S,et al. The Journal of Dermatology 2002; 29: 489-498
男性型脱毛症に対するコンビネーション治療の比較のstudyである。T:経口フィナステリド1mg(メルク社性プロペシア)(何らかの改善例:86.64%) U:経口フィナステリド1mg+5%ミノキシジル外用(何らかの改善例:100%) V:5%ミノキシジル外用のみ(何らかの改善例:41.68%) W:経口フィナステリド1mg+2%ケトコナゾールシャンプー(何らかの改善例:100%)4群を比較したところ、U群とW群に高い有効性が認められた。上記薬剤は全て日本では未承認である。Vは結果は十分ではなく、ミノキシジル5%(ロゲインに相当)だけの外用では明らかに効果は少ないようである。ちなみにリアップはミノキシジル1%の育毛剤である
上記はいずれも二年前の論文と比較的新しい。育毛治療の現状はまだまだ進歩する余地があると思われる。
ちなみに育毛剤のリアップ(大正製薬:ミノキシジル1%)の臨床成績は二重盲検法にて偽薬で39%、リアップで71%の人が客観的評価で有効性が認められたとのことである。しかし40%もの人が偽薬でも効果があったというのは、判断基準が甘かったものと推察され、実際の有効性については疑問が残る。実際自分でも使用したことがあるが発毛効果は期待したものではなかった。むしろ国産の他の育毛剤にて抜け毛が減るなどを感じたことはある。
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クリニックの紹介
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宇野内科医院
診察医:副院長 宇野成明
診療科目:内科、循環器専門医
〒870-0921 大分県大分市萩原1-17-4】
外来:TEL/097−552−2600
ikumou_mania@mail.goo.ne.jp
クリニックHP開設しました。http://unonaika.net
育毛治療は予約となります。事前にご連絡ください
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